どうして好きな人とやっちゃいけないの?
結婚するの?
若い頃は、「好き」という感情が人生の全てであるかのように感じるものです。その好きな人の一挙一動に舞い上がったり落ち込んだりします。その人のためなら何でもしたいと思い、別れるくらいなら死んでしまいたいとさえ思うかもしれません。恋におぼれ、他の事なんて何も分からなくなってしまうこともあります。夢中になっているのですから、目の前の恋人のことしか頭にないでしょう。
それでも、少し考えてみましょう。その人と結婚するでしょうか?「結婚しようね」なんて約束したことがあるかもしれません。しかし、強い感情があるからといって本当に結婚するわけではありません。相手は本気で結婚を望んでいますか?率直に聞いてみると良いでしょう。たとえ本気でも、具体的に結婚を考えられるような年齢や状況に達していますか?卒業したら、就職したら、いつか必ず、というレベルなら、子どもの結婚の約束と同じだと知ってください。
どれだけ大好きでも、 結婚するかどうかは別です。
結婚しても
結婚する時には誰でも暗黙のうちに「どんな状況に陥っても互いに真剣に愛し合う」ことを誓うのです。都合が悪くなったら別れようなんて思う人は結婚しませんよね。
男性にも言えることですが、「好き」という理由だけでセックスをしてきた女性は、結婚したとたんに貞節を守り、全てを伴侶に捧げるというのは難しいことです。夫婦喧嘩をするかもしれません、どちらかが事故や病気にかかるかもしれません。夫婦関係に大きな問題やストレスが生じた時に、あなたは家庭を第一に考えられるでしょうか。家庭を第一に考える人は、普通結婚前に体の関係を持つようなことはしません。あなたが「好きならやったっていいじゃないか」と考えるなら、結婚してからも夫婦に問題が生じた時、好きな人ができて不倫する可能性は充分にあります。伴侶が同じ考えなら、不倫される可能性もあります。先は長いのですから。
「まだ結婚はしていないけど、セックスするのはこの人だけ」なんて言う人もいます。 たとえセックスの相手がお互いだけであるとしても、「好き」を理由に関係を結んできたなら同じことです。真剣なつもりでも、実際あなたは誠実よりも快楽を好むということです。結婚を維持するには大変な苦労をするでしょう。
ふさわしさ
好きな人と存分にセックスをして楽しみたいなら、そうすることもできます。しかし、それはあなたが目先の欲を追う人間であると相手にアピールするわけですから、あなたの恋人はあなたに全てを捧げようとか、あなたを生涯支えようとは考えないでしょう。人は世俗的な人間を本能的に忌み嫌うものです。欲に従えば大抵の人間関係も保てませんし、およそ結婚にはふさわしくありません。求めてくる男性が大勢いても、いずれ捨てられるのが落ちです。男性と女性の感覚は違います。
誘惑を避ける
好きな人と一緒に居たいと思う気持ちは自然なものです。しかし、密室で二人きりになるのは避けたほうが良いでしょう。必ずと言ってよいほど、抱き合ったり、キスをしたり、体に直接触れたり、性交するに至るからです。恋人と一生良い関係を続けるためには、きちんと体を守るように約束をして、部屋や暗がりで二人きりにならないでください。もし相手があなたに触れてきたならはっきり「ダメ!」と言う勇気を持ってください。それは嫌いだとか拒絶を意味するのではありません。本当に幸せな夫婦になったり、別れてもずっとよい友達でいたりするためには絶対必要なことです。これが理由で別れてしまうなら、初めから相手は体が目的です。感情に打ち勝ってください。難しいと感じるかもしれませんが、できることです。